響く痛みのように、交差する記憶を閉ざす。
透明な感触で、溢れた未来を繋ぐ最適解。
僕たちは定義された時間の中で、正解を探し求めていた。
いつの日か歩みを止める時、
君にしか聴こえない歌を口ずさんで。
零れ落ちてく未来も。
どこを歩いているのかさえ、
いつか分からなくなってしまっても、
君に流れ込む痛みは意味を持ち続ける。
永遠の命題、喩えの中の正解、
響き渡る崩壊、まだ消えることのない跡、
施される愛、辿り着く悲哀、
君の一部を刈り取る音。
記憶を辿っていけば、誰かにすがって生きていた。
眼差しを今も憶えている。
流動する世界で唯一、不変のものが形作ったから、
君に流れ込む痛みは、意味を持ち続ける。